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B u u k a

日頃の鬱憤bu-kakka.

日差しが心地よいお昼前。
近くの公園をジョギングした。


ハツラツとゲートボールをしているおじいさんおばあさんたち。

小さな橋の下で少年たちがのびのびと寝転がっている。

その側ではママたちがバレーをし、

少女たちは花かんむりをこんなにながーく作ったよ
なんて自慢している。

土手の上には、カントリロードを歌いながら
自転車で走る中学生たち。

鳩は気持ちよさそうに、静かな池のそばで太陽を浴びている。


数メートル先に、野球グラウンド。
高校球児たちの交流試合が見えた。
彼らの力強い声を聞きたくて、イヤフォンをはずす。

と、背後から、自転車のギコギコという音と共に、
皺がれた、でも力強い
「ファイトー!ファイトー!」
が聞こえた。

そのおばあさんの背中越しに、
一点の曇りもないプレーを繰り広げる球児たちを
眩しく、眺めた。


別のグラウンドの向こうには、
私がかつて、無心に遊びふけった遊具に広場が見える。
今も、小さな子どもたちが無垢な笑顔で走りまわっている。


ここには平和が溢れている。

私の胸に、あたたかくも少し苦しい何かがどめどとなく溢れた。
かつての私、家族、友達、恋人、そして、
今とこれからを思った。

ハッ。ハッ。ハッ。

ジョギングする私の息も上がってくる。




…私はこれからまた、フランス・パリに戻るかもしれない。
今度は少し長くなるかもしれない。
だからといってなんてことはないのだが、ひとつ、
これからの日々をどこかに綴ってみようと思った。

そこでふと思い出したのがこのブログ。
もう10年以上前に開設したものの、
もう何年も放置していた場所。
相変わらず気まぐれではあるが、もう一度はじめてみるね。